2014年6月10日火曜日

64bit Windows環境でPython Imaging Libraryを使う

Python Imaging Libraryは、Pythonにおいて画像処理を行うためのライブラリである。過去に全ゲ連でも講演したことがあるが、ゲームに用いる画像を編集するのにはなかなか使いやすいもので、私も長らく使い続けているものである。

しかし、Python Imaging Libraryは本家本元のバイナリが64bitに対応していないのである。インストールしようとしても、「Pythonのレジストリが見つからない」というエラーが出てしまうのであるから、困ったものだ。

そこで、以下のサイトを発見した。非公式ながら64bit対応のバイナリや、Python3.x対応のPILバイナリも扱っているようである。

http://www.lfd.uci.edu/~gohlke/pythonlibs/

使うのは、以下の"Pillow"である。
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Pillow is a replacement for PIL, the Python Image Library, which provides image processing functionality and supports many file formats.
Note: use `from PIL import Image` instead of `import Image`.
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使い方は簡単で、本家では「import Image」と書くべきところを「from PIL import Image」と書き換えるだけである。今のところ、他に互換性等の問題には遭遇していないので、今まで通り使えそうなものだ。

選ぶべきインストーラは、32bit環境なら「win32-py*.*」のファイルのうち、*.*の部分に使いたいPythonのバージョンが入っているもの、64bit環境なら「win-amd64-py*.*」のファイルの同様のものである。

一件落着。

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